毎月第1日曜日 午前6:00~7:30
恩澤禅寺 本堂にて開催
【ご参加は無料です】
この世界は何一つ自分の思い通りになるものはありません。
自分の思い通りにならない事を「苦」と申します。
私たちは、この「苦」の中に生きている、不安の中に生きているといってもいいのではないでしょうか。
その苦しみや不安に、時として夜も眠れず、心が押しつぶされそうになってしまうこともあります。
そんな時「
では、支えになるものとは何か、
不安の中で頼るべきものは何でしょうか?
それは本来個々に具わっている聡明で冷静な「おのれ」、「よく調えられしおのれ」以外にありません。
おのれこそおのれのよるべ
おのれを措きて誰によるべぞ
よくととのへしおのれにこそ
まことえがきよるべをぞ獲ん
(法句経第百六十番)
身体を調え、呼吸を調え、心を調え、本来の「おのれ」を自覚する。
その方法を『坐禅』といいます。
まず、足を組みます。
組み方には結跏趺坐と半跏趺坐があります。
【結跏趺坐:ケッカフザ】
あぐらの状態から、右足を左の太ももの付け根に乗せ、次に左足を右の太ももの付け根に乗せます。
※左右交互に組み替えても結構です。
【半跏趺坐:ハンカフザ】
あぐらの状態から、片方の足をもう片方の太ももに乗せます。
※初心者の方には「半跏趺坐」をお勧めします。
禅宗では、法界定印と呼ばれる組み方をします。
まず、右手を組まれた足の上に置き、左手のひらを右手の平の上に置きます。そして、左右の親指の左記を卵形の和を作るようにかすかに触れさせます。
足を組み、手を組んだら体を白湯前後に揺すって、しっかりと腰の位置を定めます。
次に、上代だけをまっすぐに起し、顎を引きます。目は閉じず、半分瞼を閉じ(半眼)、
視線は約1~1.5メートル前方の床に落とします。
坐禅を行う上で、一番大切なことは呼吸です。
「息」という字が「自らの心」で成り立っているように、呼吸と私たちの身体と心は密接に結びついています。坐禅をしたからといって超能力のおうな不思議な力が備わるわけではありませんが、丹田(たんでん):おへその下、3〜5センチあたり)を意識した深い呼吸は、身体の感覚を研ぎ澄まします。脳内には攻撃性を抑えるセロトニンという物質の分泌が促進され、精神を落ち着かせ、不安や緊張から解きほぐされる効果が現れます。
また、最近では自己免疫力を高める効果があることも分かってきました。
坐禅の呼吸は、吸うことより吐く事に意識します。
丹田を中心に禍福をスポイトのように凹ませながらゆっくりと時間をかけて息を吐き、吐ききったところでお腹の力を緩めると自然に空気が入ってきます。
吐くこと(15秒)→吸うこと(3秒)→息を止めること(2秒)
※一呼吸に20秒、一分間に3呼吸を目安とします。
呼吸が整ってきたら、ゆったりとした気持で自分の呼吸を数えます。
ひと呼吸ごとに「いぃ~ち」「にぃ~い」と数え、10まで到達したら、また1に戻ります。
これを【数息観】と申します。
禅の修行道場では、線香一本が燃え終わる時間(約40分)を目安としますが、慣れるまでは数分から初め、徐々に長くしていけば良いでしょう。
口の中を清らかにし心を鎮めます。
25分間坐禅を行います。
しびれを取るために本堂の縁を歩きます。
25分間坐禅を行います。
坐禅はみなさんのイメージよりもお腹の空く活動です。
お茶とお菓子でおなかを落ち着かせます。
25分間坐禅を行います。
般若心経と座禅和讃を唱えます。
月に一度、生活の一部として坐禅の時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。
直接お越し頂くか、お電話にてご予約ください。
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兵庫県宍粟市山崎町上寺174